介護保険は市町村が運営し、40歳以上の方が加入します。
要介護認定を受けた方は、サービスや福祉用具を本人負担1割で利用できます。
- 介護保険で対象となる病気※が原因で要介護認定を受けた場合に、介護サービス・介護予防サービスを利用できます。
※介護保険で対象となる病気一覧を参照ください。 - 介護や支援が必要であると認定を受けた場合、介護サービス・介護予防サービスを利用できます。
市町村の介護保険担当課へ申請します。
ご依頼をいただければ、 担当ケアマネージャーが代わりに申請致します(代理申請)。
申請時に必要なもの
- 申請書
- 介護保険の保険証
申請をすると、市町村の担当職員などがご自宅を訪問し、聞き取り調査を行ないます。調査結果はコンピューター処理され、「一次判定」が行なわれます。
一次判定や主治医の意見書などをもとに、保健、医療、福祉の専門家による「認定審査(二次判定)」が行なわれます。
通知は原則として申請から30日以内に届きます。要介護度に応じて利用できるサービスや月々の利用限度額などが違います。
要介護認定の目安と利用限度額
窓口 | 要支援度 | めやす | 単位数※ |
---|---|---|---|
地域包括支援センター | 要支援1 | 日常生活はほぼ自分で行えるが、今後要介護状態になることを予防するために少し支援が必要 | 4,970 |
要支援2 | 日常生活に少し支援が必要だが、介護サービスを適用すれば、機能の維持、改善が見込める | 10,400 | |
居宅支援事業所 | 要介護1 | 立ち上がりや歩行がやや不安定。日常生活はおおむね自立しているが、排泄や入浴などに一部介助が必要 | 16,580 |
要介護2 | 立ち上がりや歩行が自力では困難。排泄や入浴にも一部または全介助が必要 | 19,480 | |
要介護3 | 立ち上がりや歩行が自力ではできない。排泄・入浴・衣服の着脱などにも全面的な介助が必要 | 26,750 | |
要介護4 | 生活全般で能力の低下が見られ、排泄・入浴・衣服の着脱に全面的、食事に一部介助が必要。介護なしでは日常生活が困難 | 30,600 | |
要介護5 | 生活全般にわたり、全面的な介助が必要。意思の伝達が困難。介護なしでは日常生活が不可能 | 35,830 |
※単位数は基本的に1単位10円で計算されますが、地域とサービスにより高くなる場合があります(10〜11円)。
居宅サービス(自宅)の場合は、担当ケアマネージャーがケアプランを作成します。施設に入所したい場合は、介護保険施設に連絡をし、ケアプランを作成します。
サービス内容や料金などをよく確認し、契約をします。
ケアプランにそってサービスを利用します。
- 福祉用具貸与
- 介護保険法で定められた福祉用具をレンタルする介護サービスです。
- 特定福祉用具販売
- 介護保険法で定められた福祉用具購入対象商品を1割の費用負担で購入できる介護サービスです。
※年間10万円が限度額です。 - 住宅改修
- 在宅の要介護者が住宅改修を行なう場合に支給される改修費です。
※改修費20万円が限度額です。
※詳しくはお問い合わせください。
介護保険で対象となる病気一覧(申請時の参考にしてください。)
- 筋萎縮性側索硬化症
- 骨折を伴う骨粗しょう症
- 後縦靭帯骨化症
- 多系統萎縮症
- 脊髄小脳変性症
- 脊柱管狭窄症
- 初老期における認知症
- 早老症
- 糖尿病性神経障害、
糖尿病性腎症
及び糖尿病性網膜症 - 脳血管疾患
- 閉塞性動脈硬化症
- パーキンソン病関連疾患
- がん(がん末期)
- 慢性閉塞性肺疾患
- 関節リウマチ
- 両側の膝関節又は関節に著しい変形を伴う変形性関節症
その他、介護保険で受けることのできるサービス(参照)
施設に入って受けるサービス
- 介護老人福祉施設
- 常時介護を必要とし、在宅介護が困難な方が受けるサービス。
- 介護老人保健施設
- 病状の安定した方が、自宅への復帰を目指すサービス。
在宅で受けるサービス
自宅で受けるサービス
- 訪問入浴介護
- 入浴車などで自宅を訪問し、入浴の介護を行なう介護サービスです。
- 訪問看護
- 看護師などが自宅を訪問し、療養上の世話や必要な療養の補助を行なうサービスです。
- 訪問リハビリテーション
- 理学療養士・作業療法士などが自宅を訪問し、リハビリテーションを行なうサービスです。
- 居宅療養管理指導
- 医師・歯科医師・薬剤師などが自宅を訪問し、療養上の管理および指導を行なうサービスです。
通って受けるサービス
- 通所介護
- 介護保険法で定められた副書用具をレンタルするサービスです。
- 通所リハビリテーション
- 老人保健施設や医療機関へ通い、理学療法士・作業療法士などによりリハビリテーションを受けるサービスです。
- 短期入所生活介護
- 介護施設などに短期間入所する介護サービスです。
- 短期入所療養介護
- 療養病床のある病院などに短期間入所する介護サービスです。
有料老人ホームサービス(要介護者のみ)
- 特定施設入居者生活介護
- 有料老人ホームや軽費老人ホームなどで受ける施設介護サービスです。
市町村で提供されるサービス
- 小規模多機能型居宅介護
- 「通い」を中心に「訪問」「泊まり」の3つのサービスを状況に合わせて受けられる介護サービスです。
- 夜間対応型訪問介護(要介護者のみ)
- 早朝や夜間、訪問介護員の定期巡回または通報による随時訪問により、排泄や日常生活上の緊急対応等の介助を受ける介護サービスです。
- 認知症対応型通所介護
- 認知症の方の特性に配慮して提供される通所サービスです。
- 認知症対応型共同生活介護
- 認知症の方が小規模な家庭的環境の中で受ける施設介護サービスです(グループホーム)。
- 地域密着型特定施設入所者生活介護(要介護者のみ)
- 小規模な施設に入所し受ける施設介護サービスです。
- 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 (要介護者のみ)
- 小規模な施設に入所し受ける施設介護サービスです。
※市町村ごとに指定されるサービスは市町村の住人が対象です。
ほかにもさまざまな居宅サービスがあります。詳しくはお住まいの市町村担当課へお問い合わせください。